心配だ

二十八日午後六時十分ごろ、台北発成田行きエバー航空(台湾)2196便エアバスA330〓200型機(乗客・乗員二百六十七人)が、三宅島沖の太平洋上空を飛行中、乱気流に巻き込まれた。大きな揺れによるけが人が出たことから、同機は同二十九分、成田空港に緊急着陸した。

毎日のように航空機の障害関係のニュースが入ってくるような気がする。単に気にしすぎなのか....ともかく、娘が日曜日に無事帰国することを願ってやまない。
同僚W氏の持論は「いろいろな輸送機関を比較した場合、移動距離あたりの事故発生率は航空機が一番小さい。だから航空機が一番安全なんだ。」というもの。確かに移動距離を比べた場合、自動車よりもずっと事故発生率は小さいだろう。 また、彼は言う。「自動車は道路の、列車はレールという1次元上の乗り物。船は海面という2次元。航空機は空中という3次元。なにかあった場合に回避する自由度は航空機が一番高い。」確かにその通りかもしれない。
でも、やっぱり航空機は恐ろしい。なんたって空中に浮かんでいるのだ。地に足が着いていないんだ。墜落という必然を揚力で辛うじて耐えているに過ぎない乗り物なのだ。大勢の人々が自分の命を託す翼の生えた一本のチューブ。それを感じるだけでヒヤリとした汗が背中を伝って流れる。